さあ、プログラムも最後を迎えました。トリを飾るのは豪華景品があたる

【くじ引き大会】です。私のような(花より団子)という方は歌や踊りも良いけど

何か食べ物やプレゼントが欲しいと思うんです(笑)

「だったら、あげちゃおう！」と、施設長が立ち上がり

約、５０個ものプレゼントが用意されました。

くじが引かれ、当選番号が発表される毎に利用者様から大歓声が沸きます。

この日、一番多いカメラのフラッシュがたかれたメインプログラムは

予定していた時間を１０分延長するほどの盛り上がりとなりました。

敬老会としては実質2年ぶりの開催となるケアハウスやまだきしろの敬老会は

大盛況の後、無事に幕が引かれました。

当施設のイベントでは必ず登場する人気者がいます。

名前は「珍 げんさい」と言う蛇使いで国籍不明、年齢不詳。

新選組も道を空けるほどの剣の腕前という、謎で隠された

大男です。

彼の蛇使い術は独特で蛇にギャラを支払うことで

芸として成立させるマネージャー方式の近年稀に見るタイプの

新しい蛇使いのようです。

正直、彼の凄さは初めて観る方には

分かりません。ですが、２，３回見るうちに次第に面白さを

覚え、虜になる事でしょう。蛇の方ではなく、彼の方から毒が

こちらの体に回って来るとでもいうべきでしょうか(笑)

次にこの大男が現れる場所は、貴方が住んでる町かもしれません！

怒涛の「舞踊」が終了し、続いてプログラムは③番に移ります。

③「利用者様からの催し」です。　

当施設の入居者様は特技を持たれている方が多く、こうしたイベントで

一芸を披露して下さるので、我々、スタッフにとっても楽しい一日になります。

今回、協力していただいた方はとてもハーモニカの演奏がお上手で、レクレーション時にも

時々、演奏を披露されるので、一度舞台に上がれば利用者様からも自然と拍手や声援が飛びます。

しかも、今回は「みんなが笑ってくれる様な楽しい衣装を身にまとい、舞台に上がりたい！」

と、いった強い要望が本人からありましたので、準備をさせて頂きました。

楽器の演奏って良いものですね。

自然と笑顔になれる。

心が丸くなるというか、穏やかになるというか。

演奏ありがとうございました。

また、聴かせてください！

※画像につきましては後日追加します。

続いて、2つ目の催しは当施設の真骨頂、「舞踊」です。

この度、こうしたイベントごとの軍団作りを推進しチームを結成しました。

それが【TEAM　NACS】です。北海道の本家チームの様に心温かく、

「楽しい事をやって、みんなを元気にしよう！」と、立ち上がりました。

まずは自分たちが楽しまないと、観ている利用者様やスタッフには気持ちが

届きません。ですから何でもやります。今回、初の試みの『顔面パイぶつけ』

も、中々の好評でした。

しかし、それとは逆に「今のは何だったんだ？」

と、表情を浮かべた方もおられ、一時、解散の危機を感じる場面

もありましたが、①(民謡)からの②(舞踊)へのシフトチェンジは

上手くいったようでした！

彼らは反響と沈黙の向こう側のオアシスを目指しているそうです。

最後にNACSよりメッセージ

「また会おうぜ👍」

2年ぶりの敬老会、トップバッターは【慈恵会の民謡の申し子】と紹介しておきます。

彼女は、当施設に通所介護施設が併設されていた頃より、当時から利用者様の間で

大人気であった民謡教室で三味線を奏でながら美声を披露しており、当施設の

スターの一人です。一度、三味線を構えると会場からは大きな拍手が起き、少しの

沈黙の後、粋の良いリズムの三味の音と熟練された歌声にその場がパッと明るくなります。

俯いておられた利用者様もすぐに顔を上げられ、たちまち笑顔になるのが遠くから見ても

分かるほど。今回は2曲の披露でしたが、敬老会に相応しいとても暖かい時間となりました。